青春の孤島にて

同じ距離で輝いて 同じ夢を見て

強固な丸石


私が神ちゃんの存在を初めて知ったのは、5年前だったと思う。まだ18歳で、片手にニャンちゅうみたいな顔で笑うあどけなさを、もう一方には実力者としての頑ななプライドを持つ、そんな相反するものを同居させていたところが目に止まった。当時属していたユニットでは一番先輩だったし、その頃から器用で何でも出来る人として認識されていたから、「一番頼れる」と評されたり「関西Jr.のオカン」なんて呼ばれていたのも納得だった。


Jr.時代の話になると神ちゃんのいわゆる「ジャックナイフ時代*1」のことがよく話題になる。そして必ず誰かが「今はホンマに丸なったなぁ」と締める。私が神ちゃんを知った時にはもうすっかり丸くなっていたので、そのジャックナイフ時代のことは伝え聞くだけだが、昔話をするとほぼ毎回と言っていいほどこの話になるので、メンバーにとっては余程印象的な出来事だったのだろう。尖っていたことも、丸くなったことも。


でも別に私は神ちゃんの何でもないが、ここ5年ほど彼を遠くから見続けてきた中では、きっと元々は今のように優しい人だったのだろうと思う。丸くなったことがイレギュラーなんじゃなくて、尖っていたことの方が神ちゃんにとって規定外路線だったのだと。


神ちゃんは本当に器用な人だ。歌もダンスも当たり前のように上手いし、アクロバットも演技も、楽器だって出来る。しかもそのどれをとっても実力はハイレベル。私が知る人の中ではトップクラスに"何でも出来る"人だ。WESTのパフォーマンス水準を常に一定に保ち、且つ着実に底上げしているのは神ちゃんだと私は思っている。神ちゃんを評するなら「器用が服を着て歩いている」だ。


その一方で、性格的な面では不器用だとも思う。不器用というか、本人も自己分析でそう言っているが、根が真面目であるが故にめちゃくちゃ頑固。恐らくジャックナイフ時代はその真面目さが周りに向いていたからなのだろう。衝突とまではいかないけれど、融通が利かないとかそんな風に思われていたのは、自分の真面目さや信念を周りに上手く伝える術を知らなかったからだと思う。


しかし神ちゃんはそんな時期を乗り越え、いくつも山を越え、今に至っている。「そんなこともあったなぁ」と笑い話にしてくれる仲間に囲まれ、不真面目になることも、信念を曲げることもせず、今日も「ジャニーズWEST神山智洋」として夢を追いかけている。何も諦めずに努力し続けることも神ちゃんの強さだし、神ちゃんの頑張りを認めてくれる仲間がいることだって神ちゃん自身の才能であり、神ちゃんがこれまでしてきた努力の結果なのだ。いい仲間に恵まれたし、いい仲間を引き寄せた神ちゃんの力を、私はとても羨ましく思う。


硬い石はぶつかれば相手を傷つけてしまうかもしれない。砕いてしまうかもしれない。だけど私が知っている硬い石の強さは、自分自身を信じ、誰かに自分を信じてもらえる強さだ。そんな硬い石は人を傷つけないし、ぶつかることもしない。神山智洋という石は、強い信念を持った硬い石でありながら、誰も傷つけることのないつるんつるんの丸い石でもある。



私は神ちゃんの5年前と変わらないニャンちゅうみたいな笑顔が大好きだ。好きなことをやっている時の笑顔も、メンバーに褒められて照れ臭そうにしている時の笑顔も、あの頃と何も変わらない笑顔が大好きだ。そんな笑顔がずっと見れるように、神ちゃんにはずっと自分の好きなことをやり続けて欲しいし、自分のやることに自信を持ち続けてて欲しい。3年半前、積み重ねて来た全ての自信を打ち砕かれたあの時の出来事を経てもなお、自分の可能性をどこまでも信じて突き進むことを恐れない神ちゃんがとても眩しい。そんな人がグループの一員であることがジャニーズWESTの誇りだ。


24歳のお誕生日おめでとう。
いつまでもキラキラ輝く丸い石でいてね。


*1:流星くん曰く「切れたナイフ時代」