青春の孤島にて

この季節 駆け抜けるべき

Snow Man、私とこれからの話をしてくれないか。

 
あー、私、めちゃくちゃSnow Manのこと好きだな。

って思う夏でした。


もうすぐ好きになって2年になるんですけど、そのたった2年でわかったSnow Manの好きなところは、すごくやさしいところ。

Snow Manって見た目あんなだけど(?)、めちゃくちゃやさしい人の集まり。ひぃちゃんも、ふかちゃんも、なべちゃんも、みやちゃんも、さくまくんも、あべくんも、みんなまず性根がやさしい。だから、ちょっとした言動がいちいちやさしい。ビックリするくらいやさしい。

これはSnow Manを好きになってから徐々にわかっていった。あぁ、こういう時にこういうことを言うんだ、やってくれるんだ、っていう些細なやさしさを積み重ねていったらSnow Manてめちゃくちゃやさしい、っていう解に辿り着いた感じ。

「やさしい」って漠然としてるけど、彼らのやさしさはよく注意して見てないと気づかないくらいさり気ない。さり気なさ過ぎて、いつも後になって「あれ、すのの優しさだったな」って気づくことばかりの察しの悪いヲタクで本当に申し訳ない。多分本人も意識してやさしいわけじゃないと思う。でもそれが性根からやさしいんだなって思う理由。

私が一番Snow Manのやさしさを感じたのは、横アリ単独の時だなぁ。グループ初のアリーナ単独公演で、むちゃくちゃ攻めたセトリになるんじゃないかとそれが初すのコンだった私はついて行けるか不安だったんだけど、蓋を開けたら全方位にやさしいセトリで、こんな大一番の舞台でもやさしいんだって感動した。定番も押さえつつ攻めの姿勢も取って、最後にはしっかり未来を見せる文句の付けどころがない構成。あの会場にどれだけ初すのコンの人がいたかは知らないけど、とりあえず私みたいな新規にもやさしいと思える構成を考えてくれたことにすごく感謝してるし、もっとSnow Manを好きになった瞬間だった。



でも。
「やさしい」って、すごく素晴らしいことだけど、時には「易しくない」んだなって、彼らを好きになればなるほど思った。
やさしくて、素直で、真摯で、真面目。私はすののそんなところが大好きだけど。
やさしいから、素直だから、真摯だから、真面目だから、いいことばかりじゃなくて、損をしてきたこともたくさんあっただろうと思う。

大好きな人の大好きなところが大好きな人自身の首を絞めてるなんて、壮大な皮肉すぎて言いたくないから事細かに説明しないけど、私と違って察しの良いヲタクの皆さんにはどうかこれだけで私の言いたいことをわかってほしい。

だけど好きなんだ。
だから好きなんだ。

彼らがゆっくりさんなのはわかってる。ゆっくりさんな理由もわかってるし、ゆっくりさんなことを承知の上で私はすの担になると決めた。
私がすの担になると言ったのは去年のあべくんの誕生日だったけど、それはただめちゃくちゃSnow Manが好きなのに私には何の肩書もないことに痺れを切らしてのことだった。私は基本装備がせっかちだから、それでも待って待って、待ち切って担当になると言った。

だけど、本当の意味で彼らの担当になったと思ったのは、きっとあの3月25日だった。
私の中で「担当になる」っていうのは「この人たちと心中してもいい」と思うのとほとんど一緒だけど、あの横アリまでは正直そこまでの覚悟はなかった。手を離してしまいそうな時が来たら、その時はしょうがない。だけど今はめちゃくちゃに好きだからもう担当名乗っちゃえ!みたいな浅ましさだった。

そんな浅はかな考えで何年も瀬戸際に立たされているようなJr.のファンになっていいわけがないことはわかっていたはずなのに、時に好きという感情は猛烈な速さで理性を追い越していく。臆病な理性がやっと追いついたのが3月25日。彼らの大きなやさしさと覚悟を魅せつけられて、ようやく私はこの人たちと心中しようと思った。何があってもこの手は離さない。絶対離してやんねぇ。そう思いながら一人最寄駅から家まで泣きながら帰ったあの日に、やっと私はSnow Manの担当になれた。



そして決心したら、なんかめちゃくちゃ楽しくなってしまった。
この人たちとどこまでも行けるわと思ったら、簡単に言うと財布の紐がバカになったし、すのに費やす時間がアホみたいに増えた。


この現象(?)には原因がいくつかあると思ってて、ひとつは私自身の変化。
3月から親元を離れて暮らすようになったことと大学生になったことで、時間の使い方が大幅に変わった。やりたいことより(やらなければ社会的に死ぬから)やらなければならないことが増えてやりたいことをやれる時間が減ってしまったので、やりたいことをやれる時間にはやりたいことをめっちゃやるようになった。それがすののことだった。

サマパラまでの約4ヶ月はスキマ時間にYouTubeを見たり、歌舞伎のレポを漁ったり、やたらめったら雑誌を買ってみたり、授業の合間にラスホを観るために東京近辺を駆けずり回ってみたり、突発的にジャニショ行ってみたり*1、そんな日々を送っていたのだけど、それはすのが忙しいからこっちも必死こいて追ってないと簡単に置いて行かれると思ったから。だから必然的にSnow Man事の優先順位が自分の中で高くなっていった。

あと単純にヲタクしてないと精神がヤバかった。新しい環境というものが激烈に苦手だから大学生の自分が頑張って生きるには、ヲタクの自分が狂ったように楽しんで生きてないと忽ち自分ごとダメになってたと思う。それを自覚してたから多少キツくてもお金使ったし、根が引きこもりの割には結構外に出た。生かしてくれたすのには感謝してる。


もうひとつは、Snow Manがすごく楽しそうだったから。これがいちばん大きかった。
「今」が楽しいんだろうなって、彼らを見てて思う。
根拠は言おうと思えば言えるのだけど、感覚的に解る。あるじゃん、ヲタク特有のエスパー的解釈。あー今すごい楽しいんだろうなって勝手に思ったら、なんかこっちまで楽しくなってしまった。

さっきの話に戻るけど、根がとにかく真面目なすのちゃんだから、以前は彼らを見て楽しそうに仕事してるな~なんて思ったことがなかった。それなりに楽しんではいただろうけど、楽しいの前に与えられたことをちゃんとやる!っていう責任感が先行してる感じ。すのにハマる前は全く毛色の違う人たちを見ていたから、東京Jr.は仕事をキッチリ仕事として捉えるプロフェッショナルなんだなと思ったくらいで、それが良いとか悪いとかじゃなく、とにかく彼らのスタンスはそういうものなんだと思ってた。

だからここに来てSnow Manに対して新しい印象を持ったことがすごく新鮮で、しかもそれが楽しそうだな~っていう超ハッピーな印象っていうのがすごく嬉しかった。
やっぱり好きな人には笑っててほしいじゃん?すのって大体仕事してる時「職人です!キリッ」みたいな顔してることが多いから、無邪気に笑ってるところとか見ちゃうと余計ときめいちゃうわけ。YouTubeとかいちいち無邪気の極みだからときめきを禁じ得ないわけ。Snow Man、別名ときめきテロリストなわけ。え、なにそれ好きじゃん???


あ、話逸れた。今回はキッチリ真面目に書こうと思ってたのについふざけスイッチが。すのもそういうとこある。ふざけりゃいいところで真面目で、肝心なところでふざけてはぐらかしちゃう。これは担タレ。私は悪くない。


でも強引に話を戻すと、そういう天邪鬼?意気地なし?なんつったらいいのかよくわかんないけど、そんな感じの惜しいところがなくなった?少なくなった?気はする。同意は特に求めないけど、誰かわかってくんないかな~(求めてる)


楽しかったはそりゃものすごく楽しかったけど、でもめちゃくちゃ悔しい!!!って思う夏でもあった。
こんな如実に公演数で差をつけられたことも、グッズが売り切れる理由がすごく人気で!じゃなくて、そもそも売れないと思われて生産さえされてなかったことも、全部予想外だった。アクスタ、初日に余裕で全員分買って「えへへ~これでどうやって遊ぼうかな~」とか考えてたけど、日が経つごとにどんどんレア化してきて今じゃもう厳重管理だから。この前あべくんを不注意で床に落とした時はマジで心臓止まるかと思った。

これはサマパラまでが楽し過ぎたっていうのもある。むしろだからこそ、あれ?この4ヶ月でだいぶ進んだと思ったのに??みたいに思う。走り抜けたんじゃない、着実に一歩一歩を糧にして進んできた実感があったから、距離も得たものも大きいと思ったのに、なんか結果ついて来てなくない???と思ってしまえるのがすごく悔しい。うん、悔しいな。改めて考えるとものすごく悔しい。


でも私の中のハイパーポジティブヲタクが言うことには、悔しい!って思えるSnow Manで、すの担でよかったとも思う。
悔しいって大事じゃん。タレントもそのファンも、同じように持てる感情じゃん、悔しいって。

すのを好きになってからずっと気になってたことに、この人たちあんまり「悔しい」って言わないなっていうことがあって。そもそも表であんまり自分の感情を大っぴらにしない性格の人たちっていうのもあるけど、ことさら「悔しい」っていうものを表現しないなって思ってる。

Snow Manは自分たちの物語をステージに持ち込まない。あの頃こういうことがあって、こういう経験をしてきて、それで今の自分たちが~、っていう話をコンサートにしない。大々的にそういうエモさを使ってくる人たちも私は好きだけど、使いそうで使わないのがSnow Manだと思ってた。だから横アリに入って、『Snow Dream』で、まんまとトドメを刺されたわけだけど()、根本はやっぱり自分の中のものを使うより、自分の外にいろんな物語を着て戦う人たちだと思う。ラスホの監督さんがすののことを「内に秘めがちな子たち」って言ってたんだけど、まさにそれ。

私は感情なら何でも共有したいタイプのヲタクだからなんで隠すのかずっと考えてたんだけど、カッコいい言い方するとそれが「エンターテインメントの世界で生きる者のプライド」なんだろうなということで私の中では和解した。

すのはこれまでいろんなステージでいろんな役割・立ち位置を与えられてきて、どちらかというと本人の持ってる人柄とかより、与えられたものになることを求められてきた人たちだと思う。自分を隠して役になり切るのが美徳だと思ってても不思議じゃない。だから外に何かを着ることに関してはお茶の子さいさいで一流なのに、自分の中身を見せることは驚くほどヘタクソだなって時々思う。だいぶ前だけど生意気にも、本当は優等生じゃないの知ってるし優等生である必要もないのに優等生ぶってんじゃないよと思ってたこともある。ごめんね。

でも今はわかる。この事務所の中でSnow Manというグループの存在意義は、与えられたものになることでしかなかったからだね。それもほんの数年前まで。
与えられたものになるってのも、難しいんだけどね。だって他にもっと上手くできる人がいれば、その役は別にSnow Manである必要はないんだから。そういういくらでも代えの利く立場においてその場を必死で守り抜いてきて、それでやっと代えの利かない人たちに成り上がったのがSnow Man。それは本当にすごいことだよ。誇るべきことだよ。


自分の話をするのがヘタクソなのも、悔しいって言わないのも、全部納得した。すのが隠すなら、私も気づかない振りをしようと思うところまでは行った。アイドルは自分の中身を売ることも一つの戦法だと知らないのか、知った上で何かを企んで隠すのか、それとも知ってはいるけど隠すことしか出来ないのか。それはわからないけど、器用に見せて実は不器用なSnow Manが私は好きだ。

だから、今回グッズに関していろいろ発信してくれたことには驚いた。し、ファンが悲しんでるから言ってくれたことがわかるから、結局彼らのやさしさにまた触れることが出来て嬉しかった。そして最後まで公演数について何も言わなかったことには、また彼らなりのプライドを感じた。何も思ってないわけないことはわかる。言うやさしさと、言わないプライド。やっぱりすごくやさしくて、すごく素直で、すごく真摯で、すごく真面目だなと思った。だからそれが損をする原因だとしても私は好きだし、だからSnow Manが好きだって思った。



あんまり不安じゃないんだ。Snow Manのこれからが。
なんか、ここまで来て彼らが報われない世界ってあるかな?って純粋に思う。そんなの誰だってそうだよと言われればそれまでだけど、私は割と自分の直感を信じるタイプで、その自分が「すのーまんはだいじょうぶ!」ってニコニコしながら言ってるから、あぁそっか大丈夫なんだ。ってなんか信じちゃってる。だから公演数が少なかったことも、グッズがぐだぐだだったことも、少クラ出らんなかったことも、それ自体はめっちゃめちゃに悔しいけど、だからって過剰にこれからを心配したり不安になったりしない。それはこれまで必死に頑張って来たすのに対して失礼だし、自分が結構ネガティブな感情に支配されやすいって自覚してるからそうならないようにしたいから。だってすのを好きでいるの、めっちゃ楽しかったもん。これからだってすの担を楽しみたいもん。だったら叶わないものを数えてるより、彼らの好きなところとかたくさんもらった思い出を数えてる方がずっといい。

そんなにマメな方じゃないしお金持ちでもないから力不足だろうけど、私に出来る範囲で出来ることも出来るだけやる。サマパラでその元気と熱意を充電してもらったから。あと少年たちもキャッシュ・オン・デリバリーも外れたからシンプルに暇。ふかさくちゃんの舞台……超見たい……(傷心)


こんな状況からの大逆転劇とか最高じゃん。この夏はそんな人たちばかり見てたから、すのにもその景色を見せてあげたい。10何年負け続けて来た彼らに正攻法は似合わない。もう彼らには彼らの道が出来てる。彼らにしか歩けない道が。その道をただひたすら歩くしかないよね。ゆっくりでも、不器用でも。うん、私は歩けるよ。彼らが、Snow Manが大好きだから。



いや、真面目に書いたつもりだったけど、まとめるとこれ「すのちゃん好きぴ~~~♡」で終わる。薄い。薄すぎる。6000字も使って語った割に内容がなさすぎる。本当はサマパラ行ってこんなとこが楽しかったよ~すのちゃん超可愛かったよ~でも超カッコよかったよ~って話をするつもりだったんだけどね、それ以上に思うことがたくさんあったから書けなかった。ツイですぐ言っとけばよかったな。とりあえず金髪ふかちゃんが好きすぎる話を誰かに聞いてほしいことと、さくまくんの殴りかかろうとする右手を左手が抑える芸(?)でひとしきり盛り上がって次行こうとしてるのに、その後も一人でずっとウケてるみやちゃんが可愛すぎて死んだってことは言っとく。(自担とは)


あ~~~いい夏だった。暑いの苦手だから私のこれ滅びろランキング10位以内には入ってる夏だけど、この夏は大好きな人たちのお陰で、とってもいい夏でした。まだこの夏にとどまりたいけど、すのがどんどん先行っちゃうから私もこの夏を引きずりながらついて行きます。

絶対デビューしようね。



って書き終わって、一旦寝て、もう一回推敲してから上げよう!と思ってたら、また舞台決まってた。知ったの出先だったから堪えたけど家にいたら泣いてた。単純明快に嬉しい。君たち最高ピーマンだよ。みやちゃんにも何か決まってるといいな。次に6人揃ってステージに立つ時が、楽しみだね。

これからのSnow Manが、とっても楽しみだ。


 

*1:東京の大学生最高か、と田舎の中学生だった自分に自慢してやりたいと心底思った