青春の孤島にて

この季節 駆け抜けるべき

いつか辿り着く場所と守りたいもの -Snow Man LIVE 2019 ~雪 Man in the Show~-

 
25日の公演に入ってきました。サマパラ振りのSnow Man南座は入っていないので、6人ではないSnow Manに会うのは初めてでした。


単純だから、ある時から「自分は"9人のSnow Man"を受け入れてる」と思ってたんですよ。最初はそれこそ宣材写真すら見れなかったから、9人で載った雑誌も、9人ないし8人で撮ったYouTubeやISLAND TVも見れてる、楽しめてる自分がいるから、イコール"9人のSnow Man"を受け入れられてるんだと。

ぶっちゃけると、そんなのはただの錯覚で、私が受け入れたのは「9人のSnow Man」じゃなくて「6人がした"9人になる"という選択」でしかなかったんですよ。それに気づいた時、やっとライブを楽しもうっていう気持ちが出来てきてたのに、その気持ちごと心が潰れてしまった。ヤバい、もう2度とSnow Manを見て笑顔になれないかもしれないって絶望した。ライブまであと1週間くらいの出来事です。誰にも言えなかったしどこにも書けなかったけど、実は直前になって急にめっちゃヘコんでた。


自担と自担のメンバー、そしてグループの全てを0から100まで肯定したい、純度100%の好きで愛していたい、それが出来ないならヲタクはやらない、っていうのが信条なんですけど、どう考えても今の私は9人のSnow Manのことそこまで好きって言えないな、と思えてしまって。6人のことはもちろん今まで通り大好きって言えるけど、加入した3人のことも6人と同じように好きか?別に嫌いではないけど、どう考えても6人への好きとは違うよな?あれ?これって9人のSnow Manを受け入れてるって言えなくない???……「Snow Manが好き」と言いたいのに、9人を好きでないと「Snow Manが好き」とは言えない。勝手に高い壁設定しているのはわかっているし、別に6人だけ好きでもいいじゃんとも思うけど、この信条は自分の中で絶対で、この壁は絶対に越えなきゃならない。自分ルールに縛られて自分でしんどくなるのは私にとってあるあるなんですけど、久々に本当にもうダメかもしれないと思いました。

自担一人がよければいいとはどうしても思えないんですよ。どの担当もそうだけど、グループあっての自担だから(もちろん自担あってのグループでもある)。特に阿部くんはずっと5人のことを「恩人」と呼んできてる。自担がそういう風に思う人たちなら、私もそう思えるようになりたいな、好きになりたいなって思って、5人を、Snow Man全体を好きになった経験があるから、だから一部のメンバーはどうでもいいですっていうような態度じゃすの担なんてとても名乗れないなと思ったんです。これがまあキツかった。100%肯定して100%愛すべき人たちを蔑ろにしてしまうことも、彼らの望むようなファンになれないことも。私何がしたくてこの子たちのヲタクやってんだろうな、なんて考えが頭を過ぎったりもして。

結局ライブを楽しむっていう考えは申し訳ないけど一回捨てさせてもらって、すの担を続けるか辞めるかの判断をしに行くっていう方にスライドしました勝手に。そもそも6人全員を好きになるのだってまあまあ時間かけて、時には「お前らのことよくわかんねぇ!わかんねぇのがつらい!もうヤダ!すの担になるの辞める!」なんて一人で喚きながら(笑)、自分なりに彼らとじっくり向き合って担当になったっていう経緯もあったので、2ヵ月そこらで人を好きになるのが難しいってわかってるし、何よりそんな簡単に事が運んじゃ今まで悩みながらも精いっぱい6人を好きになってきた自分に失礼だよなと思って。今回のライブに行くって決めた理由も、元はと言えばこれから自分がどうするかを決めるためでもあったし。そんな結構重苦しい課題を抱えて横アリに向かいました。



ライブ全体について書くと何万字レベルになっちゃうので、いちばん純粋で、いちばん大事にしたい想いだけ。

ライブまではどうしても6人+1人+1人+1人っていう感覚が拭えなくて、それが"9人のSnow Man"を受け入れられていない原因でもあったんだけど、ライブを観終わった感想は「思ったよりちゃんと9人で1つのグループだった」でした。9人で1つの塊になり得る人たちだった。それを感じた時、私はこれからもSnow Manを好きでいられると思いました。具体的にここがこうでこれがこうだからって説明できないけど、でも確かにあのライブを見ていた私はそう思いました。それ以上でもそれ以下でもなく、素直に感じたことです。


きっとこれから先、思い出になった過去に手を伸ばしてしまうこともあると思います。私は今だって「この6人でどこまでも行ける」と思った日々のことを忘れていないし、きっと「9人になってよかった」と思うことは一生ないです。それは6人でいた日々を否定してしまうことになるから。

でもそれと同時に「6人の方がよかった」と思う気持ちも捨てました。それは彼らの未来を否定することになるから。過去を振り返ることと、過去に戻ろうとすることは違います。もう戻らないです。それはきっと彼らも。

「6人の方がよかった」も「9人になってよかった」も違う、「9人でもよかった」を私は追いかけたいです。それしか私には出来ないです。彼らの過去も未来も否定することは絶対にしたくないから。私がライブに行って得た答えはこれです。終わってないなら、未来が続くなら、この先にあるだろう「9人でもよかった」と思える場所を目指す。これがきっと私にとっての最善なんだろうと思います。

確かにそこにいたのは私が今まで愛してきた塊とは違っていたけど、それでも、僅かでも、その塊を愛せると思ったのなら、今はこの風に乗るしかないと思いました。そしてそう思えたのは全て彼らの力ゆえだと私はわかっているから、だから私は彼らを信じています。もっと今のSnow Manを好きにさせてくれることを。どれだけ時間がかかってもいいし、「がっかりさせないで」なんて言わない。ただ今よりもっと遠くへ、確実にもっと遠くへ、私を連れて行ってほしい。行き着く先は愛が溢れる世界だと信じさせてほしい。それを出来るのは、この世にあなたたちしかいないんだよ。そして、あなたたちならきっと出来る。それを私は信じてる。「愛することは信じること」、私が敬愛する先生の言葉です。無条件に信じようと思える人を担当と呼べること、それをとてもしあわせに思います。



「あべこべな華 咲くまで何度 眠ればいいのか 分からない」

Snow Manを好きになってから、ずっとわからなかったんですよ。
彼らについて行く先のことがわからない。
そもそも彼らがどこまで歩き続けられるのかもわからない。

未来に対する希望がことごとく薄くて、とにかく今を必死にもがいて耐え続けなければ未来に行くことさえ許されないような、そんな息苦しさ。その中でどれだけ明確に未来を想像して、その通りに今を作ることが出来たか。もしかしたら、見た夢は叶わなかったものの方が多かったかもしれない。

『Snow Dream』を初めて聴いた時にね、「あぁ、この子たちもわからないんだ」と思ったんですよ。明日には花開くことを願って何百回、何千回眠るけれど、いつまで経ってもその"明日"がわからない。誰も私たちが望む"明日"を知らない。彼らも行く先が見えてるわけじゃないし、どこまで歩き続けられるのかもわかっていない。当たり前なんだけど、なぜかこの時ようやくそのことに気づいて。

そして、それは今もわからない。
誰もわからない未来の前に、誰もが立ってる。

でも、それでも行かなきゃならない。
見えない未来に立ち向かわなきゃいけない。
たとえ行く先がどんな場所なのかわからなくても、どこまで歩き続けられるかわからなくても、必死に"今"に食らいついて、目を凝らして、見えない未来を拓いて行かなきゃいけない。


その覚悟が私にはなかったです。1年くらいぐだぐだ迷って悩んでようやく「担当になる」と言ったのに。「彼らとなら心中してもいい」なんて抜かしたくせに。そんなうすっぺらい覚悟で言っていい言葉じゃなかったと今は反省してます。

彼らの烈々たる覚悟を目の当たりにしたこの2ヶ月。何が起こっても、変わらず同じ名前を背負ってステージに立ち続ける覚悟をした彼らを見て、自分の浅ましさに情けなくなりました。でもそれと同時に、こんなに強くて逞しい人たちのファンをしていることを誇りに思いました。そして何度も自分に問い直しました。

覚悟はあるか?
彼らと心中する覚悟が。



いつもぬくぬく居心地よく浸かっていた、溢れ出る泉のような彼らのやさしさを私は忘れたくないです。ブログに綴ってくれた言葉も、雑誌を通して伝えてくれた言葉も、ライブで顔を合わせて言ってくれた言葉も、そのどれもに彼らのいつものやさしさを感じずにはいられなかった。変わらないものがあるのなら、それはきっと私が今まで愛してきた彼らのやさしさ以外の何ものでもないんじゃないかな、と思ったんです。

だから、私まだ彼らのヲタク辞めないです。降りられないです、彼らから。

一人で勝手に喚きながらすの担になろうとしていた頃、世界一受け入れたい人を受け入れられないことほど悲しいことはないなと散々思いました。

受け入れたいんです、彼らを。痛くても悲しくても寂しくても、そんなの平気だよって言いながら受け入れたいんです。

一世一代の賭けに死に物狂いで勝ちに行こうとしている彼らの本気も、何も変わらない彼らのやさしさも、全部全部まるっと抱きしめていたいです。そういう人でありたいです。自分のために。

彼らのためでも何でもなくて、ただ自分のために私はすの担でいます。もう嫌だから、世界一受け入れたい人を受け入れられない日々は。そんなことで悲しくなるくらいだったら、私は想定外のこんな現実でも楽しむ選択をします。


ずっとお子ちゃまなまま追いかけていてごめんね。
今もまだきっと、あなたたちみたいな強さもやさしさも持ち合わせられてない、ちっぽけな私だけど、それでもあなたたちと行く未来に飛び込んでみてもいいだろうか。まだあなたたちを愛していると口にしてもいいだろうか。

これを私の覚悟だと受け取ってくれたら、もう他に言うことはありません。


ひぃちゃん、ふかちゃん、なべちゃん、みやちゃん、さくまくん、あべくん。
あなたたちのことが変わらず大好きです。いや、変わらず、じゃないね。
昨日より今日、さっきより今、毎日毎秒あなたたちをどんどん好きになっています。
絶えることのない想いをありがとう。

ジーコ、めめ、ラウール。
いつかあなたたちのことも6人と同じように愛おしく思う、その時が来ることをとても楽しみにしています。
Snow Manに限りない可能性をありがとう。


夢を掴める手が増えたね。
その手でたくさんの夢を掴んでね。


2018年3月25日に見た景色を、感じた気持ちを、私は忘れないです。
2019年3月25日に見た景色も、感じた気持ちも、私は忘れないです。

2つとも、美しい夢でした。大切な気持ちでした。



私は今も胸を張って言えるよ。

君たちを選んで正解だったよ。