青春の孤島にて

この季節 駆け抜けるべき

現場に行きたすぎたから現場行ってきた ~DKB Zepp Tour 2023 -Progress-~

 
去る9月8日、10日に行われたDKB(以下ダクビくん)の初Zeppツアーに行って参りました。このライブまでの1週間くらいが自分的にめちゃくちゃに狂って、でもめちゃくちゃに楽しかった、ちょっと可笑しな1週間だったので、3億年ぶりにこうしてブログを書いています。



馴れ初めとチケットを取るまで
例に漏れず私もダクビくんとの出逢いは『PEAK TIME』なのだけど、正直リアルタイムで見ていた時は他に推しグルがいたのもあって、「良い子たちだな~」程度の感情しかなかった。ステージが上手くて楽しい子たち、くらい。ざっくり。番組全体で人が多すぎたもんで、最後まで全員の顔と名前が一致しないようなレベルだった。

リアタイ時はそんなだったのだけど、ピークタイムが終わって最初のカムバック『I Need Love』がめちゃくちゃ好きな曲で、有り得ない頻度でリピートしてしまい(特別好きな曲は延々と聴くタイプ)、カムバ活動も楽しく見守り、活動期間の短さに文句を垂れ()、過去のビハインドやらコンテンツを見漁り、いつの間にか推しが決まって、そうこうしているうちに9月の日本公演どうするよ問題が浮上、うだうだ考え込んで結局一般枠で東京2公演を取るに至った。ここまでが大体1ヶ月くらいの話。悩んだ理由は、私にとっての「現場」はクソデカ感情という武器を抱えて赴く聖戦のようなもので、決して「ちょっと行ってみようかな~」程度の気持ちで行っていいものではなかったから(完全にジャニヲタの思考)。それでもダクビくんのステージを見てみたかったし、なんならこんなに聴いてんだから生で拝まなきゃいけんだろうという使命感すらあった。最終的にはそのちょっと前にやっていたルンさんとGKさん(推し)のもぐもぐ配信で、ルンさんが「食べたいもの食べなきゃ!やりたいことやって!1度きりの人生!楽しく生きなきゃでしょ!」と力説しているのを見て行く決心がついた。(食べたいものの話をしている時の発言です)やりたいことはやらなければならない。私はその思想に行き着くまでに二十数年かかってしまった。
www.youtube.com可愛いマイペースネコちゃんズがタッパルに悶絶しながらお喋りする配信です


あと、コロナ禍を経て「行きたい現場には可能な限り行く」と決めていたのもある。コロナ前、私の愛するOH MY GIRLの日本イベントがあったのだけど、時間を理由に流してしまったことを未だにすごく後悔していて。その時は「またあるだろう」なんて呑気に思っていたけど、結局その後はコロナ禍で来日も対面イベントもなくなり、その間におまごるは再契約時期を迎え、去年6人組に再編された。「あの時行っておけば良かった」を身を以て痛感して、今回のダクビくんも行かなかったら絶対後で「あの時行けば良かった」と思うだろうなと。それがわかっているなら行かない選択はないわけで。そんなこんなで好きになってから1ヶ月ちょっとで現場をゲットした。元来石橋を叩いて壊すレベルの慎重派なのだけど、ヲタクってものは時には勢いも大事。ピークタイムをリアタイしてた頃はまさかダクビくんの現場に行くことになるなんて思ってもなかったな~と思うなどした。



この時点では遠征するまでの熱量があるとも思わず、むしろ9月までに落ち着いちゃったらどうしようとまで思っていたのだが、8月にリパケでのカムバもあり、私は私で他グルの現場を経て現場熱がガンガンに焚き上げられていたのもあって、その辺の心配は杞憂に終わった。ダクビくんのステージが楽しいのは保障されているし、なんといっても新規に必要なのは途切れなく供給があること、これに尽きる。仕事に現場にと忙しく過ごしていたら、あっという間に9月になり、もうすぐダクビくんのステージが生で見れるぞ~ワクワクなんて浮かれていた。


私はシフト制の仕事で割と好き勝手休みを入れられるのだが、今回は東京公演の日とその前後1日ずつに希望休を入れていた。希望休を入れた時は、まさか日曜まで休みになると思っておらず、そのまさかが起きていたことに気づいたのが、なんと大阪公演の5日前

労働は悪なので、普段からなるべく労働のことを考えないようにするため、あまり先々の予定を確認しないで働いているのだが()、それがまるっきり裏目に出た結果がこうだ。シフトが出てから確実に2週間以上はあったのに、日曜も休みになっていることに全く気づかない。なんならなぜか仕事があると思い込んでいる。そのちょっと前まで「見れるなら大阪まで行くのにな~、仕事あるからな~」などと呑気に思っていた自分が一気に怖くなった。その日あなたは休みです。

この時点で公演日まで残り5日。バカは運もないので一般チケットの販売は前日で終わっており、当日券チャレンジしかない状況。もう己が大阪に行くか行かないか、たったそれだけの問題になってしまったのだ。

行けないと思っていた現場に行けるとなった瞬間、もう私の頭の中は「「「どうすれば行けるか」」」を考えるのでフル回転し始めた。ネックだったのは遠征費と次の日の仕事。今まで経験した遠征はホテル代を合わせてもかなり安く行って帰って来れたので、それと同等の額が新幹線往復で軽く吹っ飛ぶと思ったら途端に恐怖を感じたし、常日頃体力に不安のあるヨボヨボおばあちゃんなので、終電で帰って来るにしても完徹で帰るにしても、次の日の仕事は地獄が確定している。だけどもう休みは取れない。さぁどうする。


冗談抜きで三日三晩悩んだ。自分を優柔不断とは正反対の、割と何でもスパスパ物事を決められる方だと思っていたが、今回ばかりは本当にジェットコースターレベルで「「「行けるんだから行く!!!」」」と「いや、やめとこう......?どう考えてもしんどいよ......?」を数時間おきに行ったり来たりした。考えすぎて頭に血が上っているのがわかったし、この数日はぐっすり眠れなかった。狂っている。まだ現場に行ってもいないのに現場に狂わされている。非ヲタの上司に「行こうか迷ってるんスよね~」と言ったらドン引きされたが、地下ドルヲタの美容師さんに相談したら「行くべき」と言われた。やはりヲタクの味方はヲタクしかいない......



東京公演に行く
以前から自分たちを雨男だと言っているのは知っていたが、予報時点から公演日だけ異様に気温が下がり、最終的に台風が直撃したダクビくん。流石に引きが強すぎないか?この日久しぶりに外に出て寒いと思った。

交通情報を確認しながら電車の中で引き続き遠征の件について考えるが、この半狂乱状態で遠征しても何か良くないことが起こる気がして一旦大阪は諦め、東京公演を思い切り楽しむことにする。占いの類いは信じないが、自分の予感は割と信じるタイプ。そして立てられるフラグは全て立てていくタイプ

無事に会場に到着。Zepp Hanedaは駅直結ではあるものの、実際はほとんど屋根のない外を歩かされる上に、入場口が駅と真反対にあるので微妙にう~んとなる立地だった(悪口)。開演1時間半前くらいに着いてそのまま物販に並ぶ。本業()の方はすっかりオンライン化されているので2019年ぶりに物販並んだよ。言うてめちゃくちゃ並んでたわけじゃないのにレジが3つしかなくて進みが遅かった......。周りのヲタクたちを観察しながら並び(けーぽマイナーグルってファン層若くても量産型みたいなヲタクいなくて不思議)、アルバムとポカセットを購入してすぐに会場入り。人生初のライブハウスの狭さに恐れ戦く。意図せずアルバムを万引きしていたことが発覚したり(公演後に返却しました)、9分の1の確率なのに推しを自引き(しかも直筆サイン入り)して謎の豪運を発揮したり、隣の席の方とお話させてもらいながら開演を待つ。


詳しい内容は後に回すとして、とにかくめちゃくちゃ楽しい2時間だった。公演日までに間に合わないと思って公式ペンライトを買えず、物販で提供されたあのポキポキ折って光らせるヤツ(光量がミジンコレベル)で挑んで申し訳ないと思っていたが、そんなことも忘れるくらいとにかく楽しかった。あと全公演通して活きの良いBB(ファンダム)が多くて良かった。

多く受け取ってたアルバムを返却して、夜公演に備えてご飯~と思ったが、周りの数少ない飯屋がほぼBBに占領されてしまったので、羽田の第3ターミナルに逃げるもこっちも普通に混んでいて彷徨うハメに。一人現場も楽しめるようになったけど、とにかく食事面で困っています。ああいうライブ会場近くって一人で入りづらい店が多いし、一人メシ出来るとこは大体混んでるし、食べたいものが決まらないと最悪抜いてしまうので......。結局この日は空港でコンビニ飯という有様。

ポカと一緒に食べ物の写真を撮ったら「だくび飯」の完成だよ(メンバー公認)


疲労と連日の寝不足により若干気絶しかけるも、老体に鞭打って会場まで戻り、夜公演に。2時間踊り狂ってるか喋ってるかのどっちかなのに、全く衰えないダクビくんのパワーに圧倒され、想像以上にステージに対して切実というか、純真な子たちなんだなというのを感じるメントにおばあちゃんは普通に泣いてしまい、本当に来て良かったなと思った。帰り道、Twitterに感想を落としながら「これ、明後日また大阪であるんだよな......?私、行けるんだよな......?行く、べきだよな......?」と思い始める。東京は東京で後悔なく思い切り楽しんだけど、それでも全然おかわり出来るくらい楽しかったもんで、一度は諦めたものの再び遠征の件を考えることに。フラグ、回収!!



俺ら大阪さ行ぐだ
行きはともかく、翌日に仕事があるのはどうしようもなかったので、帰りの手段をいろいろ考える。時間的に無理のない範囲且つなるべく安く。なぜなら全通したらチケ代だけで5万近く飛ぶので(血涙)。こんなに急ピッチで遠征を決めたこともなければ、そもそも旅行とはあまり縁のない人生だったので、これだと思う手段をなかなか見つけられず......。あらゆる手段を検索し、そろそろマジで頭が限界という頃、ふと思いついたのが夜行バスだった。

結局当日に朝の新幹線で大阪に向かい、帰りは夜行バスで寝ながら東京まで戻ってきて、そのまま仕事に向かうという超弾丸遠征を決行することになった。大阪も初めてだし、のぞみに乗るのも夜行バスに乗るのも初めて、その上チケットまだ持ってない、なかなかスリリングな遠征。決まったのは前日の夜。これを10年くらいヲタクやってるジャニーズじゃなくて、つい半年前に知ったばかりのグループでやってんのがマジでウケた。もうこの時点で悪い予感などは消え、ただただこれから面白いことが起こりそうだという気持ちでいっぱいだった。

とにかく現地に行って当日券を取るまでが肝心なので、寝るギリギリまで東京駅と新大阪駅の構内図をガン見して頭に叩き込み、行き帰りの行動を必死にシミュレーションする。ふとダクビくんのインスタを見たらめちゃくちゃ大阪を楽しんでおり、あまりの温度差に泣けてくる可哀想なおたく。トートバッグ一つで遠征する日が来るとは、ヲタクしてると本当に想像もしてなかったようなことが起こるよね~と思いながら寝に入るも、完全夜型人間なので普段寝る時間に起きるのはさすがに無謀だった。



決行!Go to 大阪
結局寝れたのはたったの1時間。後のことはアドレナリンに任せて準備をし、早朝の街を抜け出して未知の場所・大阪へ。新幹線で寝るつもりがここでも寝れず、ただ瀕死の屍が大阪まで運ばれる事態に。ここで寝れたらこの後どんなにマシだったか......

前日に調べ尽くしたお陰で、何事もなく順調にZepp Nambaまで到着してしまい、逆に驚く屍。ほとんどイヤホンをしていたので言葉はわからなかったが、エスカレーターの立つ位置が東京と逆なことで、大阪まで来たことを実感する。私は全く知らずに行ったのだが、この日の大阪はヤンマースタジアムと京セラで別グループのライブもあり、新大阪にめちゃくちゃ同志がいると思ったら、みんな全然違うグループのファンで心の中で号泣した。あの日の大阪でいちばんマイナーなグループのライブに行った皆さん。かくいう私もまさか京セラでもなく、城ホでもなく、Zeppが初大阪現場になるとは思ってもなかったけど。

物販勢を横目に無事当日券をゲットした後は、開場まで近くのなんばパークスに行ってみようかと思っていたが、暑さと眠気のピークによりZepp横のタリーズに避難。コーヒー一杯で申し訳ないくらい粘ってしまった......。正直ここまで来れたことに安心して、会場入りした後も気を抜いたら一瞬で爆睡してしまいそうだったのだが、半寝しながらネームボードを準備していたら、突然近くの席の欧米圏っぽい同ペンBBがソンムルをくれたりした。日本語わからなそうだったのに、こっちも半分寝ていたのでそこまで頭が回らず、ガッツリ日本語で「ありがとうございます」と言ってしまう可哀想な日本人。東京もなかなかグローバルな現場だったが、大阪はもっと日本人以外の割合が高かったように思う。その後は隣になった方とお話させてもらい、なんとか寝落ちを回避。普段は超絶☆人見知りなのだけど、一人現場だと開演までTwitterか精神統一くらいしかやることがないので、イケそうと判断できたら割と自分から話しかけられるみたいです。8月の現場も今回も隣の方もお一人様パターン多かったし。この現場限りっていう一期一会感もいいものですね。あとダクビくんを知ってる人は大概私の他推しグルも知ってるので嬉しかった!!大手グルのファンには知らない人も多いので(泣)。


本気で今にも寝そうだったけど、1曲目始まったら眠気も疲労も全部吹っ飛ぶんだから現場はすごい。あと東京より活きの良いBBが多くて面白かった。昔、関西の自担が「大阪はお客さんがMCに参加してくる」って言ってたけど、本当に参加してて笑った(たぶん日本人じゃなかったけどw)。3回目にしてあまりにも楽しすぎて終演後すぐに母に電話し、「めちゃくちゃ楽しかったァ~!本当に大阪まで来てよかったァ!」と言うだけ言って切り、メシを探しになんばパークスへ。大阪に着いた時は全然晴れていたのに、どんどん雲が分厚くなってきて、ここでもダクビくんは雨男パワーを発揮した模様。本当にすごい。私は運良くそこまで降られなかったけど、スタジアム勢は大変だったみたいですね。

ご飯をゆっくり食べていたせいで、意外と時間がなくて大急ぎでZeppに戻る屍。この頃の屍はもう疲労は限界なのに、現場ハイで精神が幽体離脱しそうなのを必死に耐える、みたいな状態だった。これからコンサートなのに席に着いたらマジでぼーっとしてるだけだったので(しかも目はバキバキ)、かなり不審人物だったと思う。なのだけど、隣の席の方からまさかの韓国語で話しかけられ、そのまま韓国語で会話するという異常事態に。その人は台湾の方で、韓国に留学していてダクビのために日本まで来たらしい。韓国語の勉強はちょろちょろしているものの、実はこの日初めて韓国語で会話したイオさん。もちろん文法も発音もボロッボロだが、なぜか会話が成立していて自分で自分にビックリした。同じGKペンだったオンニは私のヘッタクソな韓国語をよく理解してくれた上に、光り物を何も持っていない私に例のポキポキ折って光らせるヤツ(コレ名前何?)も恵んでくれた。コンサートも一緒に楽しむことが出来て、最後の最後に本当に大阪まで来た甲斐があったなァ~と世界の中心で叫びたい気分だった。

終演後はバスの時間まで2時間ほどあったので、一か八かでオンニをご飯に誘ってみたら快くOKしてくれて、一緒にラーメンを食べ、スタバでコーヒーも飲んだ。もちろんその間ずっと韓国語。その日初めて会った人とご飯行くのもだけど、違う国の人とお互いの母国語ではない韓国語が共通言語になって会話してる状況、ヲタクしてなかったら絶対に有り得ないシチュエーションすぎて本当に面白かったし、何より楽しかった。そして最近勉強サボってたのを反省もした。


オンニとはバスが来るまでお喋りして「また現場で会いましょう~」と言って別れ、オンニはホテルへ、私はバスで東京へ。普通に生活していたら絶対に起こらないようなことが起こり、振り返ると本当に夢みたいな一日だったなぁ、などと思うものの、翌日には労働という圧倒的現実が待っており、初めての夜行バスで何度か目を覚ましながら東京に運ばれる屍。寝てたので気づかなかったが1時間くらい遅れて到着していて、仕事まで結構ギリギリで危なかった。前日から続く寝不足を引きずりながら風呂って準備して労働に赴く屍。頭の中はもちろん『난 일해』である(ツアーでやってないけど)。
youtu.be現場の次の日も働きに行くヲタクの気持ちを代弁してくれるダクビくん




こうして私のDKB Zepp tour及び初☆弾丸遠征は無事に終了しました。大阪に行けることが発覚してから約1週間、こんなに悩むことあるかってくらい悩んだし、大阪まで行ったのにグリコさん(ダクビくんなぜかこう呼んでた)も通天閣も何も見てないし、地の物何も食ってないんだけど、そんなことどうでも良いくらい本当に楽しいツアーだった。東京も大阪も本当に行って良かった。


そもそもおかしくなるくらい私を悩ませたのも、無理してまで私を大阪に向かわせたのも、全部「ダクビのステージ」なんですよね。正直(この言い方は好きじゃないんだけど)本命グルは他にいて、大阪は配信もあったし、東京で2回も見てるんだから、そこまでしなくても、って思うところもあった。けどさ、やっぱり生のステージは何にも代えられないんだよね。特にダクビくんはステージを見て好きになったのもあるし、ステージが楽しいのはピークタイムとか他のステージを見て知ってたし。1回見て満足するどころか、見れば見るほどもっと見たくなってしまった。現に今もまた見てぇ~って毎日思ってる。もっとでっかい会場の、めちゃくちゃお金掛かったどえらい演出のあるコンサートも見たことあるし、もちろんそれはそれで楽しいんだけど、何か、今までどの現場でも感じたことのない楽しさでいっぱいだった。他の人がどう思ったかは知らないけど、私にとってはかなり衝撃的な現場体験になったのが今回の収穫でした。


本当に「ステージにこそ真価がある」ってことを痛感する現場だったんだよなぁ。そもそもピークタイムがそういう番組だったんだけど、実際に生で見たら本当にそうだった。ダクビくんはちゃんとステージで自分たちの価値を提示してくれるグループだった。アイドルってステージ以外の裏側とかプライベートとかも切り売りしなきゃいけないし、そういうところからファンになったりもするし、私もステージ以外のダクビくんのことも好きだけど、結局はステージに惹かれたからわざわざ現場に行ったわけだし、なんて言うか、好きな理由の最初と最後がステージに終始するのって当たり前のようだけど、それがアイドルヲタクとしてすごく尊いことに感じたんだよね。長年こういうヲタクやってると、本当にいらない煩悩が年々蓄積されていって、どんどん自分の首を絞めてってるような感覚があるんだけど、久しぶりにシンプルに「ステージが楽しい」だけで現場行ったなぁと思えて、なんかそれがすごく嬉しかった。私にまだそんな純粋な気持ちが生まれる余地があったんだなって(極悪人の思考?)。


こんなに楽しい!って思うライブを目撃できたのがあの人数しかいないという事実が本当にもったいないので、私が覚えてる全てをここに書き残しておきます。当方GKペン故やたらGKさんの話が多いですが、その辺はご理解願う。あと4回も見たから何がどの記憶なのか結構曖昧なので、嘘言ってるとこもあるかも(え?)


1. 멋(ATEEZカバー) ~ メント
I Need LoveのMVを使ったVCRから、まさかの멋スタート。ほとんど持ち歌化している。でも初っ端からめちゃくちゃ盛り上がっちゃうのでしょうがない。「Goヘリ!Goヘリ!」を出来てめちゃくちゃ嬉しかった。ピークタイム大好きマン感無量。GKさんのラップの後、みんな何かを投げていたが、私はGKさんを見るのに夢中で結局最後まで何を投げてるのかわからなかった。バンダナ?

1曲やっただけでみんなゼーゼーしてて半端ない運動量を実感。自己紹介はみんな日本語でやってくれたんだけど、なぜかドンイルさん(D1)が毎回「ラーメンつけ麺僕イケメン」をやっていて???になった。どっから仕入れてきたんだ。あと今回の現場が公式ペンライトが出て最初の現場だったのでみんな嬉しそうにしており、公演中何回も「あの色にして」「この色にして」と言っていて可愛かったです。良かったね~^^


2. 미안해 엄마 JP ver.
3. 오늘도 여전히 JP ver.

正直この曲やられたらわろてまう候補の曲たちだったんだけど(失礼)、生で見たらステージングがとにかくすごいことになっていて、不思議と日本語歌詞なのが気にならなかった。すごい。曲の変さをパフォーマンスでねじ伏せるグループ。でも오늘도 여전히の時のモニター映像はすっげー変だった。


4. I Need Love ~ メント
コレのために行きました曲。さすがに客人気も高くて掛け声もめちゃくちゃ盛り上がって楽しかった。おかげであまり映像記憶がないです。「BB에게!!!」のとこで毎回ドンイルさんが煽ってくれて「うわ~コンサートだ~!!!」になった。音番ではやらないムーブを見られるのが現場の良いところ。オーラスの時、GKさんいちばん前にいるのにバッチリ出だしトチってて笑った。(この後のメント曰く「BBの声を聞きたくてイヤモニ外してたら遅れた」だそうです)


5. Bang (AJRカバー)
メント中にソファが運ばれてきて、次何やるかわかるよね~的なw ピークタイム大好きマン感無量シリーズその2。私、本当にBグループの全てを愛していまして...... 惜しくも2位に終わったけど、みんなで頑張って作った本当に良いステージだったので、こうして放送以外でも披露できる場があって良かったなって思ってる。ヘリちゃん(ヘリジュン)の躍動。


6. More than 100 reasons
一旦ハケて8月の本国ペンコンで公開したMore than 100 reasonsのMV鑑賞会に。YouTubeに上げないのかと思ってたらここで見ることになったw 予算の使い方間違ってるだろとは思ったけど、学校コンセプトはなんぼあってもいいですからね。良い意味でその辺の子感ある子たちなので、こういうのが似合う。イチャンさんが蛇口から直で水飲むシーンで毎回悲鳴上がっててウケた。

MVから生More than 100 reasonsというなかなか勇気のある構成。でもこの曲も楽しみにしてたから見れて嬉しかった~し楽しかった。いつからかブリッジでドンイルさんとGKさんがハート作る件が追加されていて可愛かったです。あと大阪のどっちかでルンさんがサビパートでいつもと違うことしたら、その後の振り見事にトチっておりました。ルンさんがミスってるのもヤベって顔してるのも初めて見たから衝撃だった~


7. Tell'em Boys
やっと踊らない曲(やっと)。そしてダクビくんでは珍しい可愛い全振り曲。イコール大好き。ご指名ダンスタイムも電車ごっこも見れて私、ご満悦。どの回だったか忘却しちゃったんだけど、GKさん電車連結するの忘れて一人で盛り上がってたら後ろのルンさんに操縦されてて(号泣) マイペースネコちゃん可愛い(号泣)


8. メント ~ 땡땡땡 (Supreme Teamカバー)
お着替えとヘッドセットの不調で回を重ねるごとに残る人がどんどん減っていき、最終的にルンさんの独演会になりかけるメントタイム。ルンさん東京1部の途中からずっとハンドマイクで頑張ってましたね。東京1部だけここで最初の衣装チェンジだったんだけど、その後なくなってた。メント途中でイチャンさん・ドンイルさん・GKさん・ルンさんが残り、この4人で何やると思う~?的な話に。初回でBBが「テンテンテン」って答えたらGKさんが「ラップやらない子もいるからテンテンテンやりませんよ」って言ったんですよ。言ってたのに曲始まったらテンテンテンで、マジで今年イチのクソデカ大声出た。

ピークタイム大好きマン感無量シリーズその3。ここでテンテンテン見れると思ってチケット取ってないから、自分がテンテンテンのコーレス(?)してるのも夢なんじゃないかと思ったし、正直この曲のために大阪行き決めたまである。そのくらい最高のステージだったし、何よりめちゃくちゃ盛り上がって楽しかった。喉はZeppに置いていくつもりで叫びましたよ。ラッパーズは言うまでもないけど、ドンイルさんもルンさんも普通に上手かった。セトリバレしてる東京2部以降はこの後何やるか知らない振りしろって言ったり、正直みんな知ってるでしょ?って言ったり、めちゃくちゃで可愛かったです。


9. BOUNCY (ATEEZカバー)
恐怖の知らない曲タイム!ヤンさん(ヒチャン)・ジュンソくまちゃん・優空エンジェルちゃん(ユク)・ヘリちゃんが踊り狂い、テオさんが高音を轟かせるという構成。前から思ってたけど、コレ見て改めて「ファン・ジュンソはK-POP界の宝だァ~!!!」と思ったね。あと1列になって移動するとこ(語彙)で気づいたらテンテンテンチームが乱入していてめちゃくちゃウケた。東京2部はたぶんドンイルさんとルンさんだけで、大阪2部は全員出て来て通り過ぎてったw こうやってステージで遊べる人たち大好き。


10. ETA (New Jeans)~slow... (Snow Man)~アイドル (YOASOBI)~DROP (INI)~Smile Again (BE:FIRST)
ユクプロデュースのユニット分け↓
ETA→イチャン・テオ・ユク・ヘリジュン
slow...→イチャン・テオ・ヒチャン
アイドル→D1・GK・ユク
DROP→D1・ヒチャン・ジュンソ・ユク・ヘリジュン
Smile Again→イチャン・ルン・ユク
恐怖の知らない曲タイムシーズン2!なんだけど1曲自担の曲で、なぜか勝手に一人で気まずくなってた。本人たちはTikTokで流行ってる日本の曲~レベルの認識だろうけど、なぜかめちゃくちゃ気まずかった、私が。どういう感情なんだろう。

ここのハイライトは申し訳ないけど当方GKペン故、アイドルですね。正直この曲もちゃんと聴いたことないから思い入れとか特にないんだけど(失礼)、あのね、信じられないくらいGKさんが可愛かった。はい。ドンイルさんとエンジェルちゃんがこういうの全う出来るタイプの子なので(ドンイルさん1回この曲だけ謎にシャツインしてたw)、相対的に恥ずかしがりながらも何とかやり切るGKさんのいじらし可愛さが引き立っていて最高だった。キモくてごめんけどずっと双眼鏡でガン見しちゃった。タタタタッって出て来てから最後センターに来てデカハートするとこまで、瞬間瞬間が全て可愛かった。
むにむに笑うおもちだった......
GKさんの出番ここだけ...... DKBのキヨミ担当...... エンジェルちゃん本当にありがとう......

この後は(メントがあったようななかったような...)メンバーハケてWE LOVE YOUジャケット撮影ビハインド(YouTubeに上がってるやつ)→말했잖아MV鑑賞会→短めコメントVCR(ルンさんがドゥルンドゥルンしていた)→メンバー出て来てメントという怒濤の双方休憩タイムに。メンバーは着替えて出てくるんだけど、こちらは出て来てすぐ曲やると思ってるから立ち上がったら、「まだ喋るから座ってて!」って言われてウケた。なぜか終始ヲタクたちを座らせたがっていて有り難かった。歳だから。東京は말했잖아のメイン衣装で、大阪は上がミュベン2週目ので下が白パンに変わってたんだけど、そのせいでルンさん全身真っ白になっちゃってほとんど白飛びしてた。みんな「王子様みたいでしょ~^^」つってて可愛かったけど、やっぱりさすがに暑そうだったよ。真夏にロングブーツて。


11. 말했잖아
最新曲なのもあって掛け声盛り上がってた。私も持ち弾がコレとI Need Loveしかなかったので頑張りましたが。アイドルを経てGKさんロックオンの旨みを覚えてしまってここも結構双眼鏡見ちゃった。双眼鏡見てると棒立ち無言地蔵になってしまうのであんまりやりたくないんだけど。


12. 안취해 JP ver. ~ メント
これこそやられたらわろてまう優勝曲だったんだけど、実際見てたらめちゃくちゃ盛り上がって楽しかった。曲の変さをパフォーマンスでねじ伏せるグループ2。まさかの王子様衣装でアンチヘ~イかよにはなったけど。ただやっぱ踊りづらかったのかGKさん曲始まって早々にシャツ全部出してた。潔い男。


13. Turning Point
ここまで散々踊りまくっておいて最後の最後にこれを持ってくる気概よ。生で見て改めて殺人的なコレオだなと思った。飛翔するイチャンさんは何回見ても原理がわからない。終始すごいことが起こり続けてうおーと思ってたら曲が終わってる(バカ)。終わるの早いよーという気持ちと、これ以上彼らを踊らせてはいけないという気持ちのせめぎ合い。こんな気持ちになる現場は初めてです。


14. Bestie ~ メント
ツアーTにお着替えしてアンコール。この曲、とんでもなく眩しい純真な気持ちを、この子たちの中のいちばん綺麗な言葉で表現した曲だなぁと思っているんですが、生で見たら余計にその素直さが眩しかった。ダクビくん、本人たちはうるさいくらい明るくて賑やかな子たちなのに、活動曲は陰気な曲ばっかりなのでこういうとこでより一層眩しさが際立つよね(勇敢なおじさん批判ではない)。

この後のメントで一人ずつ感想をお話ししてくれるんですが、メントもそれぞれ個性があって前向きで素直で大変良かったです。東京2部で優空エンジェルちゃんが泣いちゃったり、大阪2部でテオさんが泣いちゃったり、もありましたが総じて良い涙だったし。泣いたことより、ファンの前で泣けるくらい切実で純粋で素直なことにビックリしたんだよな。おばあちゃんも思わず泣いちゃったよ。エンジェルちゃんのメントが終わった後、いちばん端にいたヘリちゃんがマイク通すでもなくただ徐ろにエンジェルちゃんを抱きしめに行ってたのが、有り得ないほど美しい光景だった。


15. Coco Colada ~ メント
東京1部ではメントの時もヲタクたち立ったままだったんだけど、途中で気づいて「座って!」って言ってくれて(一旦抵抗してみるヲタクたち)、そのまま客降りに。ここ上手かったな~。(4回も入ったので)全員めちゃくちゃ近くで見れたけど、毎回ヒェ~~~になってた。接近戦苦手マン。背もたれにビッタリくっついてネムボを盾にするスタイル。8月の別現場でも思ったけど、至近距離で見るとみんな発光してるし、めちゃくちゃシュッッッッッとしてて「アイドルってすげー!!!」になるよね。存在している次元が違う...... あと推しが目の前にいても怯える以外何も出来なくて、己の無力さを痛感しました。ああいう時ってどうしたらいいの。


16. I Need Love Remix
最後Real Love来るか?!と思ったら、全く聴いたことのないリミックスで笑った。オイオイ言いながらジャンプしてて、ここがいちばんライブハウスっぽくなってたかも。これはこれで楽しかった。あと何かちっちゃいサインボールみたいなの投げてたんだけど、中程までしか飛ばないから結局何を投げてたのかはわからずじまいでした。


17. I Need Love Remix(東京2部、大阪2部)
2部オンリーでダブルアンコール。ここはヲタクも立ったままだったけどお構いなく客降りしてるし、東京はネムボ回収してて自由だった。アレ結局どうしたんだろw 大阪ではやらなかったけどやっぱいらねーなになったのかな。


全16曲、トータル2時間くらいの短い公演だったけど、ギュッと中身の詰まったアッツアツのお弁当みたいな公演でした(?)。ピークタイムで見てた彼らの熱さとかステージに対する切実さをそのまま持ってきて見せてくれて、ピークタイム大好きマンは本当に嬉しかった。無理して大阪まで行った甲斐アリアリだったよ、ほんとに。

私がダラダラ書いてる間に上がってしまった公式ビハインド↓
youtu.be
youtu.beまだ私の中に残ってる記憶を擦っていたいので、正直あまり見れていません


BBなんだかそうじゃないんだかもわからないこんな私に、忘れられない最高の思い出をくれたダクビくん、11月には待ちに待ちすぎてもうやんねぇんじゃねぇかとさえ思っていたピークタイムの日本公演で横浜にやって来ますし、来年1月には再び東京にてファンコンサートなるものをやるそうです~~~ファンコンサートって何。まぁそんなことは正味どうでも良くて、現場に!ダクビくんの現場に!また行ける!ということが嬉しいので、ペンラも買いましたし、またお邪魔すると思います!!楽しみ!!みんなもダクビくんの現場行こうやぁ~楽しいよぉ~





今回3億年ぶりにブログ書いたんですけど、元々ない文章力が時を経て地の底に着き、あったことを書けばいい現場レポすら難産になってしまい、文章を書いて来なかったこの数年間を本当に反省しています。記憶しておきたいことはたくさんあるし、年々記憶力がなくなっているのも実感しているので、残しておきたいことはちゃんと残しておかないといけないね。ネタはあるので、またここもちゃんと使い始めようかなと思ってる。もっと気軽に書けるようになりたいです、前みたいに。


そして今回こうやって残しておかなきゃ!と思わせてくれたダクビくん、本当にありがとうね。またダクビくんの現場レポブログ書けますように。