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青春の孤島にて

同じ距離で輝いて 同じ夢を見て

Kis-My-Ft2『I SCREAM』

独り言 ジャニーズ CD/DVD


私がキスマイ担を自認していたのはだいぶ前のことです。降りたとも思ってないし、そもそも担いでいたのかと訊かれるとこれまた微妙なんですが、私をジャニヲタという深沼に押し込んだのは他でもないKis-My-Ft2だということは間違いなくて、デビューして半年経ったくらいから友達の影響でキスマイにハマりだしてそのまま緩くキスマイを観察していただけというものですが確かにキスマイのことが好きでした。そのうちに私はNEWSと関西Jr.→ジャニーズWESTの方にどっぷりハマって行き、キスマイが嫌いになったわけじゃないけど、何となく凄い勢いで売れていく様を眺めているだけで十分な気がして、私はキスマイ担を自称することをやめました。本気でその波に乗っている人たちに申し訳ないのと、NEWSやWESTの興味の方が明らかに強いことを認めたからです。

それでも元々緩かったのをさらに緩くしただけで、キスマイの観察自体はやめていません。相変わらず『キスマイBUSAIKU!?』は面白いし、新しくなったJ-webのページも毎日覗いています*1。新曲が出たらレンタルもします。基本的に通常盤しか置いてないので楽曲すべてとはいかないけれど、リリースのたびにレンタルしてるのでだいたいの音源は持ってると思います。私のキスマイ担いでる度はもとよりそれくらいなので、もう完全に興味の範疇から外してもいいかなとは思いつつ気になってしまったので、今回のアルバムもレンタルして来ました。目玉であろう7人のソロ曲は未聴だし今更感も凄いし、そもそもブログに書くつもりもなかったんですけど、何回も聴いているうちにブログ書きたい欲がむくむく出てきたので、大急ぎでキーボード叩いてます。


前作が『KIS-MY-WORLD』という割と壮大なテーマだったのに対し、今作は「(愛を)叫ぶ」「夏」という限られた明確なテーマなので、収まりがいいというか、一貫性のある楽曲を並べたなというのが全体の印象です。キスマイのアルバムは「Overture→リード曲→ゴリゴリのダンス曲→爽やかな曲→バラード→ボーナストラック」という決まった流れがあるイメージなのですが、今作ではこの流れを若干崩してるのも特徴だと思います。『月刊Songs』で北山さんが「裏テーマで夏の1日を曲順で表した」というようなことを言っていてなるほどなと。というかこの雑誌を読んで気になったからレンタルして来たんですけど。過度なバラードやテンションぶち上げソングも激しい緩急もなく、どことなく洋楽チックで(と言っても洋楽知らない)とても優雅なアルバムだなと思いました*2。だけど、どの曲もサウンドの凝りっぷりが際立っていてさすがavex......!と唸ってしまうところはザ・キスマイ。聴き込む楽しみもBGMとして流し聴く楽しみもあるアルバムだと思います。

その中でも異色なのが『PSYCHO』。普通のEDMかと思っていたら、突然掻き鳴らされるお琴!初聴きの時はリアルに(?_?)←こんな感じでしたけど、曲が終わる頃には馴染んで盛り上がれる一曲になりました。和風というわけでも嵐さんが去年やっていたようなことでもなく、EDMの中に琴をねじ込んだ、キスマイが和をやるならこうだなと納得せざるを得ない組み立て方。『Flamingo』も含め少し前からニカちゃんのハスキーな声が活かされる曲が増えてきて嬉しいです。最初の「PSYCHO」、サイコーじゃない?

メンバー作詞の『Re:』は、恐らく一般的なキスマイのイメージではないのだろうけど、少しでも彼らの人となりを知っていたらとっても微笑ましい「キスマイからファンへのラブソング」だなと思いました。見た目やシングル曲のイメージとは真逆の、素直で謙虚な等身大の言葉ばかりで、「あぁ、やっぱり純朴な好青年なんだな」と思いますし、「ファンレターへの返信」というテーマがまず最強案件。勝手にファンに迎合することなく自分たちの力だけで夢を見せていく人たちだと思っていましたが、誰よりもファンの想いや愛を求めていたのもまたキスマイだったのだなと、この曲のお陰でKis-My-Ft2というものを再認識させられました。

好きな曲を一つ挙げるなら『I Scream Night』。ここまで割と爽やかにやってきて、最後の最後にバリバリEDMでガンガンにエフェクト効かせたアゲアゲパーリーピーポーソング来るやつだなこれ、なんて期待していたら見事に裏切られました。アルバムの最後、裏テーマで言うところの1日の終わりは、まだ終わらせたくないパーティーを歌った曲。アゲアゲパーリーピーポーソングとも取れないわけじゃないけど、抑えめなキラキラサウンドや、「like a dreaming 終わらせたくない」「The end is near 胸に去来する 不意な切なさも」という"パーティー/夜の終わり"を予感させる切ない歌詞が他のパーティーソングと一味違って好きです。あと、最初のサビでオケが沈むところがWESTの『PARTY MANIACS』みあっていいなと。早朝イメージの『Summer Breeze』とシンメ的なポジションにある曲な気がしています。改めて曲順の凝り方が凄い。


期待以上に、想像以上にいいアルバムでした(上からですいません)。普段NEWSやWESTより力んで見てない分だけ、いつの間にかキスマイの実力というものを軽んじてしまっていたようです。思えばブレイクしてから沈むことなく活躍し続けているのは、彼らの高い実力あってこそなのですが、段々キスマイを見る機会が多いこととか、売り上げが安定して高いことが当たり前になってしまって、これくらいのこと当然だよね?という見る側の驕りがあったのです。でも今回、こんな完成度の高い作品を見せられて、やっぱりKis-My-Ft2すげえなと、久しぶりに思わされました。


またキスマイ担を自称する日が来るかはわかりませんが、キスマイのことは変わらず好きなままです。厳密に言うとキスマイ楽曲担の私ですから*3


 

*1:『まいにちたまもりゆうた』の頑張り凄いし、『わったー写真館』は犬だし←、『T2』の新感覚恐怖は癖になる←

*2:普段カロリー高めだったり、オーケストラ使ったと思ったら突然インドに飛んだりするグループを聴いているので余計

*3:好きな曲は『Love is you』と『永遠のチケット』と『雨』