青春の孤島にて

この季節 駆け抜けるべき

今のSnow Manちゃんについて思ってること -たぶん前編-


年始の増員発表の時、あまりにも辛すぎて思ってることをとにかく書き連ねて気持ちを落ち着けてたんですけど、あれが今になって「あの時こんなこと思ってたなぁ」って思い返すいい材料になってたので、出来るだけ今思ってることを書き留めておこうと思います。

ということで横アリ感想以来の思ってること。ちょうどテレビジョンでソロインタビューが載っているので、そこから話を膨らませた今回は個人編です。全然関係ない話してる人もいるし、ただただ思い出話してる人もいるし、勝手な自己解釈モリモリなんですが、なるべく素直に思ってることをザーッと散文にして残しておきます。だからあんまり真に受けないでね。あと死ぬほど長くなった。だから5人分しかないけど上げちゃう。残り4人も書けるかな〜??(だからコレはたぶん前編です)

最初に想定してたのとだいぶ違うけど、これを前に書くって言ってたすのちゃん大好きブログってことにしとこう。



"ここ"は"そこ"にある
すのを好きになってからしばらくの間、ひぃちゃんの印象はずっと「カッコつけ」だった。常にこうしたいああしたいっていう理想が自分の中にあって、それに近づくための努力は惜しまずする。だけどそれだけで全てが上手く行くほどまでは器用じゃなくて、結果的にカッコ悪い姿も見せてはくれるんだけど、でも「絶対ここでは終わらない」っていう気概はちゃんと持ち続けてる。

カッコ悪い姿も隠さないんだし、そもそも中身がめっちゃ幼女っていう設定は隠そうともしてないんだから、別にそこまでカッコつける必要なくない?……が正直なところだった。すのは基本的に表ではカッコつけマンだけど、殊更ひぃちゃんに対しては、なんかずっとそう思ってた。私はへにゃへにゃな可愛いひぃちゃんが好きだったから。

いつからかなぁ、と思い返してみると、やっぱり去年の横アリ単独なんだと思う。ひぃちゃんに限らずみんなそうなんだけど、あの辺りからなんて言うか、前のめり?斜に構える?なんて言ったらいいんだろうなぁ。なんと言うか、周囲に対する対抗姿勢を取らなくなった気がしてる。こう言うと後ろ向きになったみたいに捉えられそうだけどそうじゃなくて、うーん、今までは「前を睨みつける」って感じだったのが「前を見据える」って感じに変わった。リアルに目付きがってわけじゃなくて、グループのスタンスとしての話ね。

同時期にYouTubeが始まって、そこでわちゃわちゃすのーまんを見る機会がぐんと増えたから、そういう印象が強くなってるだけっていう可能性もなくはないけど、それ以前は本当に「意地だけで生きてる」みたいな印象だった。正攻法もわかんないし勝算もあるわけじゃないけど、だけどとにかく今やるべきことをちゃんとやって、今をなんとか生き延びてやるっていう意地だけ。これで伝わってる気がしないけど。

なんだろう、そういう意地だけ、じゃなくなった、んですよねたぶん。最近ひぃちゃんにカッコつけなくていいのに……って思ってないなーとふと気づいて、最近どころかあの横アリらへんから思ってねーなと。なんだろ、今まで一人で背負ってたものをちゃんと5人に一緒に持ってもらおうっていう気になったのかもしれない。本人の思うところは知らないけど、私にはそう感じられる*1。今までだってまぁそれなりに不器用な人だったから、背負いきれなくて落としたものは誰かがさりげなく拾って持ってあげるような関係性だったとは思うけど、意識的にそうすることって、ひぃちゃんくらい矜持をしっかり持ってる人にとっては難しいことだったんじゃないかなと思う。

カッコつけなくてよくなったひぃちゃんが、グループの体制を変えて以降もあまり大きくスタンスを変えなかったのは、私にとって安心材料の一つだった。裏では末っ子キャラ全開のひぃちゃんが真ん中っ子ってどうなんのかなぁって思ってたけど、6人の中の関係性は今さら大きく変わるものでもなかったし、元々家ではお兄ちゃんだから弟(息子?)が増えても、それはそれで居心地が悪くなるわけじゃなかったんだなぁ。なぜ最近いわさくの絡みが多いのかはとても気になっていますけど。可愛すぎるからほんとやめてくれ()

(全然ジョンの内容に触れてなかったんすけど)事務所辞めて海外とかに行くことも考えたっていう話は初めて聞いたし、たぶん初出しなんじゃないかと思うんだけど、実行に移さないでいてくれてよかったなと思うのと同時に、きっとそうしたとしても良い将来をひぃちゃんなら送れてたよなぁ、そういう選択も見出したけどそれを選ばなかったんだよなぁ、となんだか妙な気持ちになった。一瞬ヒヤッとした。ひぃちゃんなら、本当にダンスの勉強したかったら海外でもどこでも飛んで行っちゃうだろうし、自分で選んだ場所で輝くことが出来る才能もあるし、そして努力も怠らないだろうなと思ったから。

でも、ひぃちゃんは"ここ"にいることを選んでくれて、今も"ここ"にいてくれてる。そしてひぃちゃんが"そこ"にいてくれるから、私は今もSnow Manを見失わないでいられる。私の中のイメージでは、隙間のない人混みの中にひぃちゃんの頭がピョコンって出てて、それが見えたらそこが私の好きの場所。好きがある場所。ひぃちゃんに対する「信頼」って、私の中ではそういうもの。ちゃんとそこに好きがある、それを判らせてくれる。ひぃちゃんはそういう人。

どっか行っちゃいそうで、どこにも行かなそうなんだよね。どこにでも行けるけど、ふっかがいるし、翔太がいるし、だてさんがいるし、さくまがいるし、阿部がいるし、じゃあここにいようかなって思ってそう。そう思ってたらいいな。そして今は康二もいるし、目黒もいるし、ラウールもいるし、こいつら俺が守んなきゃな、じゃあ俺はここにいなきゃな、ここにいようかな、って、思ってたら、いいなぁ。

ひぃちゃんがそこにいるから、私はSnow Manがいる場所が判るよ。

そこにいるひぃちゃんが、私は好きだよ。



再び巡り逢うこと
増員の発表があった時、そりゃまあ死ぬほどしんどくて、ジャニヲタ辞めかけるくらい苦しくて苦しくてしょうがなかったんだけど、そんな時からずっと「ジーコが助かってよかった」とは思ってた。ホントにホントにしんどかったし、6人じゃないSnow Manなんてとても見てられないと思ってたけど、これでジーコが助かった、Snow Manジーコを救えたんだ、ってことも本当に思ってた。矛盾してることもわかってたし、だからこそ辛くもあったけど、でも「ジーコに居場所が出来てよかった」って思う気持ちも嘘じゃなかった。

こんな未来が来るなんて、誰が想像したかな。少なくとも、すの担の自分も、そして関ジュが好きだった自分も、全く思ってなかった。あの頃(あの頃っつっても2012年〜2015年くらいまでの話だけど)、自分が何を思ってたか、正直あんまり覚えてない。7WESTがなんとなく好きで、そこを中心に関ジュがなんとなく好きで、なんとなく好きだった関ジュから、なんとなく好きだった子たちがデビューして、それがなんとなくじゃなくて、すごく嬉しくて、そこから分岐していくジャニーズWESTとのこれまではしっかり覚えてるんだけど、分岐した道の選ばなかった方のことは、あんまり覚えてない。なんでだろうね。

でも一つだけ、あの春のことだけは、強烈に記憶に焼き付いてる。というか、私がJr.担にだけは絶対にならないと決めたキッカケが、あの春のことだった。私がすの担になることをしばらく渋っていた理由は、あの春があったから。それからの関ジュの記憶はぽっかりなくなっていて、「なにきん」と呼ばれたあの子たちを心配する気持ちだけが微かに残っていた。

WESTがデビューしてから5年、相方を見送ってから4年。担当じゃないからその間のことはわからないし、わかるわけないし、本音を言えばあんまり知りたくないとも思う。私はジーコの、彼らの辛さを見届けることに耐えきれなくて、関ジュへの興味を捨てた人間だから、彼らのこの数年間は私にとって今もすごく辛いことで、悲しいことで、悔しいことで、だから思い出せないし、思い出したくないし、知りたいと思えない。

でも確かに越えてきたんだよね。私が逃げたこの数年間を、ジーコは一人越えてきた。「メンバー」という存在を失って4年。恐ろしいほど長い時間を、一人で越えてきた。それだけは私にもわかる。

Snow Manが大好き。Snow Manに入れてしあわせ」って言うジーコを見て、ジーコにとっての「メンバー」は、いつもみんな私の好きな人なんだよなぁって思った。4年前のメンバーも、今のメンバーも、ジーコの「メンバー」はみんな私の好きな人なんだよ。このことがすごく不思議な巡り合わせに、私には思える。

なまじ昔のジーコを知ってるから、なんならすのを好きになる前からジーコのことが好きだから、未だに「Snow Man向井康二です」って言ってるところを見るとソワソワする。それはすの担の自分が、じゃなくて、関ジュが好きだった自分が。じーこ、、すのーまんになったんだ、、、きんかんじゃなくて、すのーまんなんだ、、、みたいな。

こういうことになって、ジーコが一人特別な存在になった。就職して上京したら、地元の友達も上京してきて同じ職場で働き出した、みたいな。こう思える人はジーコしかいないから、特別。そう、ジーコって特別な存在なんすよね(噛みしめるポーズ)。

ジーコにとってSnow Manはすごくいい土壌だったと思うの。技術的なこともそうだけど、人間的な相性がよかった。愛されたいっていう弟ジーコと、愛してあげたいお兄ちゃん6人。すの6って全員下に弟妹がいて、さくまくん以外みんな第一子っていうガチお兄ちゃんズだから、年下とか甘えてくれる存在は全然ウェルカムだったのよね。可愛がる相手が出来て、6人にとってもよかったのかもしれない。元々ポテンシャルの高いジーコが、自分に合った環境に置かれたら、ジーコの成長はものすごいことになっちゃうよね。

ジーコにはもっとSnow Manを好きになってほしいんだ。今も大好きなのは十分伝わってるんだけど、ジーコがすのを好きになればなるほどSnow Manは上手く回ると思う。そういう流れを作ることにすごく長けてる人だと思うし、単純に私の好きな人が私の好きな人を好きになってくれたらすごく嬉しい。時間的な前後はあるけど、どっちも私の好きな人には変わりなくて、今までがっつり交わることもなく、こんなことが起こるとも思ってなかった両者が、こうして好き合ってることが私はすごく嬉しい。だからもっとSnow Manを好きになって。私の大好きなSnow Manを、もっともっと好きになってよ。

運命、っていうより、まだ「Snow Man向井康二です」っていう言葉に戸惑ってる自分がいる間は、これらのことが全部偶然だと思ってたい。

でもいつか、全ての構成要素が揃った時に、「ジーコSnow Manに入る運命だったんだな」と思う時が来るはず、なんだよね。それまでは、この不思議な巡り合わせがもたらす化学反応を楽しみたいと思う。

私は今も変わらず、ジーコが助かってよかったって思ってるし、私の大好きなSnow Manが私の大切な人を救ってくれたことを、嬉しく思ってるよ。いつかジーコの撮った写真でSnow Manの写真集出そうぞ。



気づけなくてごめん、気づいてくれてありがとう
ふかちゃんを形容する言葉を一つ選んでと言われたら、私は「ふわふわ」って言葉を選ぶ。前にも書いたけど、まだすのを好きになりたてでメンバーのことをよく知らなかった頃、ふかちゃんについて「なんてふわふわした人なんだ」って思ってた。それはいい意味でも悪い意味でも。

わたあめみたいな、羽毛布団の中身みたいな、芯も核もなくて、空気含有率99%です、みたいな「ふわふわ」。誰にでも人当たりがよくて、わかりやすく"いい人"。私は取っつきにくく見られがちだし、人当たりもいい方じゃないから、ふかちゃんみたいな人はすごく魅力的だし、すぐにこれがふかちゃんのストロングポイントなんだって思った。思ったけど、でもそれと同時にそんなところが若干怖かった。いつかふわぁ~って風に飛ばされてどっか行っちゃいそうだなって思って、その「ふわふわ」が怖かった。

今思えば、あまりにもふかちゃんのことをわかってなさすぎて笑えるんだけど、逆に言えば「本当はそうじゃないのにそう思わせる」才がふかちゃんにはあるんだと思う。いろんなことにおいて。別に天邪鬼じゃないので意図してそうするというよりは無意識。自分でも気づいてなさそう。ほんとはそうじゃないんだけどな〜とか全然思ってなさそう。後から人に「本当はこうだったんでしょ?」って言われてああそうだったかもとか思ってそう。

いちばん本音が見えない人だった。素直に本音を言ったかと思ったら、めちゃめちゃ気ぃ遣いな姿見せてきたり、かと思えば「自由が好き」って言ったり。え、ほんとのふかちゃんはどれなの?って、よくわからなかった。底の見えなさとか、誰にでもやさしそうなのに、なんかやさしくなさそうで、でもやっぱりやさしそうなところとか。人としての奥行きが、トリックアートみたいに近くにも遠くにも思えて、本当によくわからない、不思議な人だった。

増員の件についてふかちゃんは最初から「現状打破のために何かアクションを起こしたいと思っていて、前から事務所に相談してた」っていうようなことを言っていて、恐らくそれはサマパラ終わり〜COD前くらいのことだと思ってるんだけど、この辺りから目に見えてふかちゃんから「ふわふわ」が消えた。私は呑気なヲタクだから「主演舞台やるとやっぱ責任感みたいなのが身につくんだな〜」とかなんとか思ってて、あと考えられるのはタッキーの引退とかもあるからかな〜とかなんとか、そんな薄っぺらな推測しかしてなかったんだけど、蓋を開けてみればかなり深刻に自分たちの今後について考えてたみたいだ。私が思ってたこともたぶん的外れではないと思うけど、それ以上にふかちゃんは、Snow Manはちゃんと考えてた。

ふかちゃんはやっぱり「本当はそうじゃないのにそう思わせる」人で、わたあめでも空気含有率99%でもなくて、芯も核もない人なんかじゃないのに、私はずっと勘違いさせられていた。私はふかちゃんをわかってなさすぎた。

そのことに気づいたのが、こんなことでだなんて、皮肉だなと思うんだ。身を切る覚悟で増員を決めて、メンバーをフォローしてファンもフォローして、歌舞伎も最前線に立って、どうしたって心身共に疲弊する日々をなんとか乗り切って、それでやっとふかちゃんの本質に気づくなんて、あまりにも酷じゃないかと思う。「6人のSnow Manを守りたかった」なんてほざいた自分を恥じるくらい、ふかちゃんの覚悟は圧倒的で、でもそれでいてやっぱりみんなにやさしかった。ここまでしてやっと守れるくらいSnow Manのいる場所は険しくて、そんな中でもここまでして守ってくれるくらいふかちゃんはSnow Manを愛してくれたのに、どうして気づいてあげられなかったんだろう。

「ふわふわ」じゃ表現しきれない。「ふわふわ」は間違ってはないと思う。めめがしきりに「深澤くんは可愛い」って言うくらいだから、たぶんふわふわはしてるんだと思う。でもそれだけじゃないの。芯も核もあるやわらかさなの。ふわふわだけど強いの、ふかちゃんは。

守りたいものがあれば、人は強くなる。本当にそうだと思うんだ。薄っぺらな覚悟では守れないものがあって、絶対に手放してはいけないものがあって、それに気づけたら、覚悟があれば、人は絶対強くなれる。誰だって強くはないけど、でも弱いわけでもないから、きっと強くなれるよ。それに気づいてくれて、言葉にしてくれて、ありがとう。

Snow Manを守りたいふかちゃんを、私は守りたい。ふかちゃんみたいに強くないけど、でも弱いわけじゃないってみんなが言うから、それを私は信じてるよ。ふかちゃんを、Snow Manを、守りたいよ。



望遠の眼、誇りの歌、凸凹の心
増員していちばんグループ内の立ち位置が変わったのは、なべちゃんだと思う。まさかね、グループ内でメンバーの取り合いが起きるとかね、考えられなかったじゃないですか今まで。まあ小さい頃から知ってる同級生みたいなの同士がベタベタしたり好き好き言ってたら気持ち悪いからそれはそれでいいし、別にそういうのを求めてたわけでもないからいいんだけどさ。

そして私がいちばん驚いてるのは、なべちゃんが急にモテ出したことより、らうこじの好き好きアピールを軽くあしらいながらもちゃんと受け止めてあげてるなべちゃんの方なんだよ。今まですの5に褒められてもめっちゃ照れて話題変えるか、謎の謙遜を繰り広げるだけだったのにさ。一体どういう風の吹き回しなの?

前から言われてることだけど、Snow Manの中でいちばん客観的に物事を考えられるのはなべちゃんだと思ってる。視点がちょっと人と違う。特にメンバーの分析がすごく的確だなと思うんだけど、それはグループの内側を出た視点、つまり外の目線からもメンバーとかグループのことが視れるからかなと思ってる。主観、グループの内側、グループの外側。なべちゃんは、外側からの視点を優先的に考えてる人なんじゃないかな。

その反動で遠くから自分のことが見え過ぎてるから、変なとこでシャイだったりするんじゃないかとも思ってる。でもやっぱりなべちゃんは「よく視えてる」から、最近はちゃんとアイドルしてる自分にも自信を持ち始めてるみたいで私は嬉しい。なべちゃん担じゃなくてもなべちゃんに手振られたら嬉しいよッ!!!*2

なべちゃんって何に対しても根本的に自信なさげというか、自分に対する絶対的な自信を意図して持たないようにしてるところがずっとあったけど、唯一意欲的に武器にしたいって言い続けてきたのが「歌」で、ようやくそれが自分としてもグループとしても「僕の武器です」って胸を張って言えるようになったなと思う。そんなことないってあべくんも言ってたし、私も思ってたけど、本人的にはグループでいちばん自分が普通だ、無難だって思ってて、だから何か武器が欲しかったし、グループとしてもダンスとかアクロは褒められるけど相対的に歌が弱いとも思われてるから、そこを底上げしたい、それが出来たらもっと強いグループになれる、と思ってた。だから動機としては消去法的な感じだったと思うんだけど、事実「今年の歌舞伎でソロをやる→渡辺にやらせよう」っていうところまで来た*3。やっぱりなべちゃんの分析は当たってたんだよ。それはどうしたって揺るがない、立派ななべちゃんの誇りだよ。

この人がグループにも自分にも自信を持て出したらSnow Manは強いな、と思ってた。そして、それは今かもしれない。その契機の一つがやたら自分を好いてくれるメンバー、なんだろうな。ジョンでラウールのことを「この数ヶ月で激変した」って言ってたけどね、それあなたもだよ。あなたも十分変わったじゃない。私が好きになった頃のなべちゃんと今のなべちゃんは、まるで別人だよ。

烏滸がましいのは重々承知だけど、なべちゃんとは心の凸凹が似てるなって思ってる。自信あるのかないのかわからない言動とか、素直なのか天邪鬼なのかわからない言動とか、そういうへんてこりんな節々を見てて、心の出っ張り方とヘコみ方が似てるなって思う。抽象的でわかりづらいかもしれないけど、心の形が似てる。なべちゃんの話を聞いてると、「その考えめっちゃわかる」ってよく思ってる。私もゴリゴリのB型だからかな???

時たま心が真っ平らな人がいる。誰も敵にしない、誰も傷つけない、なんなのそれ?ってところがない人。AIか?みたいな人。私は心がべっこんべっこん凹んでたり変なところがズコーンって尖ってたりする、めちゃめちゃ生きづらい人間だから、そういう人は羨ましい。

でもね、私が好きだな、愛おしいなって思う人はみんな心が凸凹なんだよ。心開いてる友達はみんなかなり凸凹の心をお持ちだし、担当はみんな心が凸凹してる人だなーって思う。

なんだろうね、ルイトモなのかな。でもそうなの。その凸凹が好きなの。凸凹しちゃってるから好きなの。私なべちゃんのことかなり好きだけど、どういう好き?って訊かれたら、こういう好き、かも。好きだよ、そのままのなべちゃんが。



「マジ」の伝導率
私がいちばん最初に知ったSnow Manのメンバーは、さくまくんだったと記憶してる。その昔、キスマイ担モドキをしてた時期がありまして、その時期はJr.とか全く知らん状態だったけど、宮っちのプライベート話にしょっちゅう登場していたのがさくまくんだった。顔まで知ってたかすら定かじゃないけど、「佐久間大介っていうアニヲタのJr.の子がいる」ってことだけは確かに存じてて、あれからもう7年くらいになるのか。意外と前から知っててびっくりする。まだすの担3年生だよ私。

それから随分と遠回りして、キスマイ担モドキでもなくなり、ようやくちゃんとSnow Manと出逢えたのが2016年秋。さくまくんのことはアニヲタってことしか知らなくて、ちゃんとSnow Manのパフォーマンスを見始めた時は、まあびっくり仰天した。
こんなにダンス上手だったの?!?!
こんなにアクロバット出来んの?!?!
てかなんかいろいろ跳びすぎじゃね???(困惑)
あべくんきっかけで好きになったから、あべくんを見たいはずなのに、気づけばさくまくんのダンスに釘付けだった。とにかく「すごい、すごい子がいる!いた!なんで宮っち、さくまくんがこんなにすごい子だって教えてくんなかったの???!!!」って思った。宮っちゴメン。でもすごくもったいないって思ったの。私みたいにさくまくんがただの「アニヲタの子」っていう印象だけに終始してる人がいっぱいいると思ったら、とんでもなくもったいないと思った。アニヲタだって立派なさくまくんの一面だけど、それはあくまでさくまくんの数ある一面の一つに過ぎなくて、さくまくんにはもっともっといろんな魅力があって、それを知らないなんて人生損してんぞ。損してた。さくまくんのダンスを知らなかった自分、めっちゃ損してた。

さくまくんのダンス、めっちゃ好きなんですよ。もちろん他のメンバーのここ好きポイントもたくさんあるけど、さくまくんは本能から好きで。ダンスが上手い人なんて星の数ほどいるけど、私はさくまくんのダンスが宇宙一好き。好きすぎる故にどの曲がとか挙げたらキリがないけど、滝沢歌舞伎2016の『Maybe』だけは特別。一回すごく心がしんどかった時にこれ見て泣いたことがある。人が踊ってるとこ見て泣いたのはこの曲だけだよ。

とにかくパワーだなと思う。さくまくんのダンスはパワー。ガシガシ踊る力強さってことじゃないよ。強大な磁力みたいな、とにかく強烈に惹きつけられるパワーがさくまくんのダンスにはある。技術的なことももちろんあるとは思うけど、そうじゃない、もっと概念的な何かがそのパワーの正体だって思ってた。その正体が、今回のジョンの割と最初の方で解ってしまったよ。

自分が何をすべきか、自分が何をしたいか、ちゃんと解ってるんだな。今この場には何が必要か、自分が今この場でどうあるべきか、めちゃくちゃちゃんと解ってる。そしてそれを造作ないようにやってしまう。嫌われ役だって、それが必要とあらば自分が全責任を負ってやってしまう。好きに生きてるように見せて、一体どれくらいの人の心を汲んで生きてるんだろう。 そんなこと微塵も思ってないだろうけどさ、なんか、心底すごいなって思う。たぶん一生かかっても、この人にはなれないって思う。

環境に適応する自分でいることが、さくまくんにとっては最適な自分なのかもしれない。決して自己がないってわけじゃないよ。なんというか、パワーの出力方法をその時々によって変えられるだけで、別にパワー自体の性質が変わってるわけじゃないから。粘土みたいにぐにゃぐにゃ形を変えられる。それってめちゃめちゃすごいじゃん。

増員の発表があってから、何度かさくまくんの言葉に泣いてる。最初のブログ、9人で初めて載ったテレガイ、ROT*4、今回のジョン。突然の増員発表に怒ったり開き直ったり情緒がめちゃくちゃで、自分の心の行き場がわからなかった時、さくまくんはブログに「俺たちは待ってるから」と書いた。それを読んだ時に「私はこの言葉を言って欲しかったんだ」って思った。初めて自分が何をしたいか、どうしたいかが解った。ぐちゃぐちゃな想いも、自分のことも何一つ理解できない自分も、全部さくまくんが「それでいいよ」って肯定してくれたような感じがした。だからって現実が変わるわけでも問題が解決するわけでもなかったけど、それだけでもあの時の自分にとっては、さくまくんの言葉が大きな救いの手だった。手を引っ張るんじゃなくて、ただただ離してしまった手をぎゅっと掴んでくれた。それだけでよかったし、それがよかった。私はあの時Snow Manにただ手を取って欲しかった。そしてさくまくんは私の手を取ってくれたし、あれからずっと離さないでいてくれてる。

他のメンバーだってそうだけど、わかってるけど、あのさくまくんが言うから、私は救われてるっていうのもあるんだ。普段はあんな感じだし、テンション上がって喋りすぎてすぐ処刑されちゃうような子だけど()、それだってさくまくんのいろんな魅力のあくまで一面でしかなくて、いつだってさくまくんは「マジ」で、歌もダンスもアクロも芝居もおちょけも全部「マジ」で、だから私はさくまくんを信頼してる。さくまくんの言葉で安心できるくらい私はマジで、「マジ」なさくまくんのことを信頼してる。

ほんとにすごいよ、さくまくんは。もっと伝わんないかな。世界中に伝わってほしいな。さくまくんはすごいって。

「マジ」はジリジリと、でも確実にたくさんの人に伝導していく。さくまくんの言った通り「楽しい」は更新されているし、「知られない」は必ず乗り越えられる。さくまくんの「マジ」という熱は、さくまくんの思った通りに伝わっているし、伝わっていくよ。



お疲れ様でした。1万字を超えました(唖然)。
ポエマースイッチ入ってるから後々クソ恥ずいとか思いそう。あと前から自覚あるけどたぶん私の文章めっちゃわかりづらい。精進します(人文科学やってる人←)。

ソロインタビューは終わりが見えないし、サマパラ惨敗して心が折れたり治ったりまた折れたりしているのでいつになるかわからないですが、後編で会いましょう。


サマパラに行けない夏なんて、氷のないカキ氷や、、、、、
誰か私に現場を、、、、、


*1:そんなことを何かの雑誌で言ってたような気もするけど、最近マジでどんどん雑誌増えてくからどのテキストにどの内容が入ってるのか把握しきれなくなってきたのよね

*2:衝撃だった「"私は〇〇くんを見に来てるのに、なんでお前に手振られなきゃいけないんだよ"って思われてたら悲しくて死にそうだから(他のメンバーのファンにファンサ出来ない)」発言(WU2018年2月号)

*3:「渡辺に何かやらせる→ソロで歌わせよう」の順かもしれないけど、渡辺=歌っていう方程式があることには変わりないよね

*4:は全編だいたい泣きながら見てたけど