以前書いた『QUARTETTO』についての記事。
startfrom10.hatenablog.com
我ながら出来は酷いし、言いたいことは言えてないしで、本当は削除したいくらいなのだが、有難いことにスターをつけてくださった方がいらっしゃるので、そのままにしておく。
しかしこれではあまりにも『QUARTETTO』に申し訳ないので、自己満だが今回はレビューに再挑戦する。相変わらずリピートしまくってるけど頭は冷えたはずだから、本気出して書く。って言っといてあんまり自信ないから一応先に断っておくけど、これから書く文章は全て私の一意見というだけなので、その辺を念頭に置いてお読みください(チキン)。
まずタイトルから曲から言いまくっている"4"。NEWSがグループの人数を表す"4"を言い始めたのは、4人になって初めてのオリジナルアルバム『NEWS』からだ。オーバーチュア『〜compass〜』は、方位記号を"4"と読ませているし、『4+FAN』はそのまま"NEWS4人とファン"を表し、「FAN GOTTA LOVE 4」という歌詞がある。そして前作『White』では『Weather NEWS』に「irreplaceable four!」とある。
Fan gotta love 4「ファンは4人を愛さなきゃいけない」
Irreplaceable four「代わりのいない4人」
そして今作のQuartetto=四重奏。ここまで人数である"4"にこだわって曲を作る理由は、メンバーの減少という歴史を糧にしてやっていくという誓いのようなもの、というより、虚勢でも何でもなくただただこの4人でいることに自信があるという、ある種のプライドを掲げているように思えてならない。それを一番色濃く表現したのが『QUARTETTO』かなと。"4"を使うことなく「四重奏=メロディーライン」で"4"を表現し、実際に歌い出しと最後は4人のハモが聴ける。
そしてもうひとつ『NEWS』から言い続けている言葉が"Fantastic"。先ほどの『4+FAN』では「今 ここにある ファンタスティックな愛 見えるだろ」*1と、「やっぱ 僕らファンタスティック!」。『White』からは『MR.WHITE』に「ファンタスティックな 未来へと 誘おう」とある。ファンタスティックな愛、ファンタスティックな未来、そしてファンタスティックな僕ら。「Fantastic」には口語で「素晴らしい」とか「すてきな」という意味があるが、「空想的な」という意味もある。アイドルとはそもそも「空想的な」存在であり、それを認めた上で「やっぱ 僕らファンタスティック(素晴らしい)!」と叫んでいるのだろうか。それを聞いて私は「やっぱNEWSって素晴らしい!」と思うのだけど。
この2つを今作で引き継いだのが『Wonder』だ。たった一回「We are Fantastic 4」とだけ。このアルバムの構想的な基盤が『四銃士』だとするなら、NEWSとしての基盤は『Wonder』に落とし込んであると思う。上手く伝わっているかわからないけど、13年ボロボロになりながらもなんとかやって来た意地とか、それこそプライド。(流用で申し訳ないけど)今までも、これからも、いつまでも持ち続ける核。そんなものが『Wonder』にはある。そういうのを差し引いても、今のNEWSのカッコよさが詰め込まれたパワーのある一曲になっている。カッコいいよ、本当に。私は勝手にコンサートで『メガロマニア』とセットでやると思ってる。
ここでタイトルにつけた「超新星爆発」の話。詳しいことは全部Wikipedia先生が教えてくれるけど*2、そんな時間ないしそこまで宇宙に興味ないよーって方に簡単に説明すると、超新星爆発というのは質量の大きい恒星が死ぬ時に爆発すること。そのまま。しかしその星は爆発してハイ終了というわけではないのだ。星は死んで爆発すると、そこに新しい星を産む(ことがある)。これ、何となく人間みたいじゃない?人間が永遠じゃないのは理解してるけど、星だって永遠じゃない。あの太陽だっていつか死ぬ*3。だけどまた新しい星が生まれていく。生と死は宇宙レベルで普遍的なものなのだ。
宇宙レベルで当てはまるなら、それはNEWSにも当てはまる。先ほども書いたように、NEWSは何度も存続の危機に遭った。今の4人になった時、"6人のNEWS"は終わった。しかし、NEWSは"4人のNEWS"に生まれ変わったのだ。まさに超新星爆発。何かが死んで、新しい何かが生まれる。それはきっと9人が8人になった時も、8人が7人になった時も、7人が6人になった時も、同じように生まれ変わって来たのだと思う。私は4人になってからのファンだし、そもそも6人時代からの記憶しかないので*4当時のことは知り得ないけど、危機に陥るたび新しく生まれることを選択して来たNEWSを尊敬している。散らばった星の欠片をかき集めてまた星になる。4人になったNEWSは再び星になった。
夜空にStarlight描くように
願いにしかない明日のために
重ね合う この想い
星になり奏でる四重奏(メロディーライン)
『NEWS』『White』と、自分たちの名前・色を取り戻したNEWSが星になって輝き奏でる『QUARTETTO』。彼らは燃え尽きるまで輝き続けるだろう。何度でも歌いながら、星になる。
レビューと言いながらレビューしたのは数曲だけという(一応前に全曲したから!)。そしてかなり主観の連続。もう一度言います、これは私の一意見です!QUARTETTO聴いてこんなこと思ったよーっていうね。その辺よろしくお願いいたします(チキン再び)。
こんな駄文を最後までお読みくださってありがとうございました。